中国EVメーカー「BYD」日本市場へ本気の“殴り込み” 試乗して分かった圧倒的パフォーマンスとは?

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2022年7月に中国EVメーカー大手「BYD」は、日本参入発表会を実施すると同時に、メディア向けに試乗会を行った。2023年1月導入予定の「ATTO 3」の試乗レポートをお届けする。

ガソリン車からの乗り換えに照準

中国EVメーカー大手「BYD」のSUV「ATTO 3(アット 3)」(画像:Merkmal編集部)
中国EVメーカー大手「BYD」のSUV「ATTO 3(アット 3)」(画像:Merkmal編集部)

 絶対的なパワーや加速競争ではなく、ガソリン車からEV車に乗り換えた際を考えたメリットをしっかり残しながら、デメリットや違和感などを取り除いた、実用SUVとしての落としどころとセッティングのまとめ方。実はこの点こそが、今回BYDに初めて試乗した際のレベルの高さにうなる部分であった。

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 まだ実際に価格は発表されていないが、BYDは日本導入に向けて販売やサービスを提供する新会社「BYDオートジャパン」を立ち上げ、「ATTO 3(アット3)」に続いてコンパクトモデル「DOLPHIN(ドルフィン)」、セダンモデル「SEAL(シール)」のEV 3車種を導入予定。また2025年には、日本国内で100を超える拠点設立を目指している。

 今後の電動化の先行きはまだまだ不透明ながら、BYDが日本市場に対して本気の姿勢でやってきていることに間違いはない。

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