世界トップレベルの鉄道大国「日本」で貨物輸送が全然伸びない本質的理由

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旅客輸送で日本は世界トップレベルの「鉄道大国」だが、貨物輸送は低調である。貨物輸送の分担率などで見ると、欧州連合(EU)の半分にも満たない。鉄道貨物の利用が進まない本質的な理由とは何か。

国土形成のあるべき姿とセットで議論を

貨物列車(画像:写真AC)
貨物列車(画像:写真AC)

 もちろん、国鉄民営化に至る経緯を踏まえると採算性を重視した経営や、公費に頼らない経営が志向されるのは必然だとも言える。

 一方で、国全体として見た場合には、輸送網の利便性低下により地域経済を疲弊させるリスクも、無視できないほど重要だ。

 古来より都市や産業の隆盛は大量輸送網の確立とセットであり、これは世界史の常識と言ってもよい。その意味で鉄道網の整備をマクロ的効果と切り離して単独で議論するのは不可能であり、国土形成のビジョンと一体となって、あるべき姿を議論することが期待される。

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