ヨーロッパの空港で「欠航」問題が深刻! さらにはストライキも発生、同様の事態は日本でも起こりえるか

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ヨーロッパの航空業界は今、かつてないほどの深刻な問題を抱えている。いったい何が起きているのか。

日本とヨーロッパの根本的な違い

東京・羽田空港での出発風景(画像:シカマアキ)
東京・羽田空港での出発風景(画像:シカマアキ)

 ヨーロッパでの混乱を見ると「日本でも起こりえる」と思うかもしれない。

 日本と海外では雇用体質が異なる。新型コロナ禍、海外では大量解雇が行われた一方、日本では従業員の一時休職や別分野への派遣などが行われた。需要が回復すれば呼び戻せばよく、新規雇用より手間がかからない。

 また、日本は海外よりも荷物トラブルが昔から少ない。特にスタッフには「お客さまからお預かりしている」という意識も垣間見られるほど、荷物の扱いも丁寧だ。働き方もシステムも根本的に違う。

 日本ではストライキがまず起こらないのも大きい。特にヨーロッパではストライキはただ予告だけでなく、しっかり行われる。そのたびに欠航と大幅遅延が相次ぎ、空港は大混雑する。最近は「従業員不足を改善するためのストライキ」まで起こり、ダブルパンチ状態だ。

 日本の航空業界でもし何か事態が起こるとすれば、検査で陽性となった従業員が相次いで足らなくなることだろう。例えば、乗務員不足で欠航便が発生する、カウンターに長蛇の列ができる、駐機作業や整備作業が遅れるなどだ。JR九州で乗務員に感染が広がり、7月下旬から特急列車を一部運休していたことがあった。それでも国内レベルの話にとどまるため、ヨーロッパほど事態は悪化しないのではないだろうか。

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