「LCC」国際線が再開続々 入国規制緩和が遅れているのになぜ?
2022年夏ごろから、国際線再開の動きが見られるようになったLCC。その背景にあるものとは。
大手航空会社とLCCの異なる事情

国境をまたぐ国際線は、国内線以上の影響を受けた。
国土交通省が発表した資料によると、国際航空旅客数は2019年度が9493万人だったのに対し、2020年度は190万人と約98%減まで落ち込んだ。一方、国内航空旅客数は2019年度が1億187万人、2020年度が3377万人で、約33%減にとどまっている。
国内の航空会社での国内線・国際線旅客数の推移はさらにわかりやすい。国際線が2020年春以降ずっと低迷しているのが一目瞭然である。
大手航空会社は、新型コロナ禍でも国際線を運航し続けた。これは、一時帰国や業務渡航など、緊急時であっても移動せざる得ない人々が一定数いることが理由だ。
例えば、300人乗りの大型機に旅客がたった数人だったという話も一時よく聞かれた。一方、コロナ禍で航空貨物の需要が急増。旅客は少なくとも貨物スペースをフル活用し、運航を続けるケースも見られた。