代行運転なのに「二種免許」不要? コスパ向上と注目の新サービス、果たして法令違反は無いのか

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通常はスタッフふたり、かつ第二種免許を有して行う運転代行。このたび登場したサービス「ONEMAN」は、スタッフひとりで二種免許不要、それによりコストカットが可能という点を売りにしている。その仕組みを詳しく検証する。

「質問と回答」を解説

代行運転のイメージ(画像:写真AC)
代行運転のイメージ(画像:写真AC)

 質問の内容は、いずれも「第二種免許」を有さずに同サービスを提供できるのかを確認するものだ。そのために、同サービスが、第二種免許を必要とする「旅客自動車運送事業」および「自動車運転代行業」に該当しないことの確認を求めている。

 それぞれの回答をかいつまんで解釈すると、以下のようになる。

 まず回答1によると同サービスは、代行営業用途の自動車がに随伴しないため、自動車運転代行業には当たらないということらしい。

 また回答2によると、タクシーなどを指す旅客自動車運送事業は「運転者と自動車が実質的に一体として提供されている」場合がそれに当たるといい、一方で同サービスは利用客の依頼によって利用客のクルマの運転役を担う内容のため、同事業には当たらないという。

 以上によって回答3では、自動車運転代行業・旅客自動車運送事業に当たらないサービスである場合に第二種免許は不要だと結論付けている。

※ ※ ※

 従来の代行運転では第二種免許を持ったドライバーが客車を運転するので、同サービスをどのように受け止めるかはユーザーそれぞれの判断となるかもしれない。

 同社は、安全性確保とドライバーの質向上を目的とした独自の研修制度などを今後実施していく予定としている。

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