「意識高い」からじゃない! 新しい働き方「ワーケーション」が全然普及しないワケ
近年、その名を知られるようになった「ワーケーション」。しかしメリットばかりではない。いったい何を解決すれば普及するのだろうか。
「ワーケーション」とは何か
仕事または労働(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせて行う「ワーケーション」が、ここ数年でよく聞かれるようになった。似たような仕事スタイルとして、在宅勤務やレンタルオフィスなどでのテレワーク(リモートワーク)があるが、それらとはまったく異なる。
ワーケーションは、主に
・リゾート地
・観光地
などで、リモートで働きながら休暇も一緒に取るという過ごし方だ。
しかも、観光旅行以上に長期滞在が見込まれるため、ビジネスにもなり得ると、全国の地方自治体などが次々と誘致に乗り出す動きもある。さらに新型コロナウイルス禍において、国によるテレワーク推奨が示された。ワーケーションも、会社に出社せず遠隔地で仕事がこなせるという点では共通する。
満員電車や都会の騒がしさとは無縁の場所で仕事ができるワーケーション。日々ストレスがたまりがちな日本人にとって魅力的な働き方であることは確かだろう。だが、ワーケーションが日本で着実に浸透しているとは言い難い。
「日本ならではのデメリット」
も次々と明るみに出ている。