「ガソリン車 = 時代遅れ」ってマジ? Z世代の2割以上が「固定電話みたい」と回答! 最初のクルマ選びで何が起きているのか――英国の若者に広がる「クルマ観」の変化とは
ガソリン車は固定電話と同じ時代遅れの遺物なのか。英国では若者の55%が初の愛車にEVを希望し、若年層のリース割合も25%を超えた。走りの楽しさより年18万円超の維持費削減という実利・コスパを重視するZ世代の台頭は、キャズムに直面する日本も含め、自動車ビジネスの構造を不可逆的に変えつつある。
「ガソリン車 = 固定電話」という認識

固定電話と聞けば、昭和の世代はダイヤル式の黒電話を思い浮かべるだろう。今ではコードレスや複数台の子機を備えたタイプなど、イメージも多様になった。一方、若い世代になると、住宅用の固定回線そのものを意識した経験がない人も少なくない。
黒電話に限らず、民生家電は時代を色濃く映す。車も同じだ。その時代ならではの車体デザインがあるほか、近年はLEDライトなどの技術革新によって、車両の外観も大きく変化している。
興味深いのは、英国の若者の4分の1が、ガソリン車に対して固定電話と同じようなクラシックな年代物という印象を抱いていることだ。幼少期からインターネットやスマートフォンに親しんできたZ世代(1990年代後半~2010年代前半生まれ)の多くは、ガソリン車を
「時代遅れ」
とみなし、自分が運転する未来を想像していない。最新の調査からは、彼らが最初に運転する車は電気自動車(EV)だと感じる最初の世代になったことが浮かび上がる。
経営学者クレイトン・クリステンセンの破壊的技術理論が示すように、かつて重視されたステータスや走りの楽しさに代わり、
・デジタル親和性
・環境負荷の低さ
といった新たな価値基準が市場の主流へ移りつつある。