なぜ残暑でも「クルマへ水をかける」のは危ないのか? ガラス交換費は最大20万円に! 炎天下の洗車で何が起きているのか――知らないと困る注意点とは
物価高が家計を圧迫するなか、2026年7月の自動車整備費は前年同月比4%増と上昇が続く。折しも続く異例の残暑下、高温化した車への洗車による熱割れで10~20万円もの突発的な修理費が発生するリスクが潜む。愛車を傷めず余計な出費を抑えるための、酷暑期における賢いメンテナンス戦略をひも解く
夏の洗車で注意したい熱割れリスク

車を良い状態で長く乗り続けるには、日々の手入れが欠かせない。なかでも洗車は、特別な工具や専門知識を必要としない基本的な作業だ。KINTO(愛知県名古屋市)のウェブサイトでも、洗車は手入れの基本中の基本として紹介されている。
JAF Mate総研が実施した洗車事情に関する調査では、洗車が好きかという問いに、全体の約42.1%が「はい」と答えた。年齢別では、24歳以下の60.6%が好きと答える一方、35歳以上になると好きではないが上回る。ライフステージの変化が、車への意識に影響しているようだ。洗車の頻度は約3割が1か月に1回と答えており、これが標準的なペースだとわかる。
定期的に行う人が多い洗車だが、方法や時期を誤ると、車に深刻な傷みを残すことがある。とりわけ
・極端な暑さとなる夏場
・残暑が長引く時期
は注意が必要だ。炎天下で高温になったフロントガラスに冷たい水をいきなりかけると、急激な温度変化によってヒビが広がったり、自然に割れたりする熱割れを引き起こすおそれがある。
フロントガラスは、運転者の視界を守るだけでなく、飛び石などから乗員を保護する役割も担う。総務省統計局が発表した2026年7月分の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で1.9%上昇した。物価高が続くなか、突発的な故障による予期せぬ出費は家計を直撃する。深刻なトラブルを未然に防ぐため、厳しい暑さが続く環境での洗車で気をつけたい点を読み解いていく。