なぜ旅費をケチるほど「旅行」は失敗するのか? 4人に3人がやらかし経験! 体力と時間を削り取る「節約思考」の罠とは
国内旅行者の76.0%が「失敗」を経験し、63.0%が金銭的損失を出していることが調査で分かった。最大の要因は「確認不足(52.3%)」や過密な旅程だ。安さや効率を追うほど、かえって疲労や不要な出費を招くのはなぜか。行動経済学の視点から旅程管理に潜むバイアスと、満足度を高める「余白」の価値をひも解く。
旅行経験者の七割超が直面する失敗

限られた休日を有効に使おうと、できるだけ多くの場所を訪れ、食事も観光も楽しむために旅程を細かく組む人は少なくない。
ところが、予定を増やすほど満足度が高まるとは限らない。
AZWAY(東京都新宿区)が国内旅行経験者300人を対象に行った調査(2026年8月31日発表)では、旅行中や準備段階で失敗した、やらかした経験がある人は76.0%に達した。
失敗の内容は忘れ物をしたが44.0%で最多。予定を詰め込みすぎて疲れたが31.7%、お金を使いすぎた・予算オーバーが24.3%で続く。
さらに63.0%が、キャンセル料や買い直しなどの金銭的損失を経験し、1万円以上の損失を出した人も25.7%いた。
出発前の計画や時間配分、事前の情報確認、体力の見積もりの甘さが重なり、現地での出費や疲労につながる実態が浮かび上がる。