テラモーターズ、「機械式駐車場」平面化企業と連携強化 マンション管理組合が抱える課題を解決

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スタートアップ企業のテラモーターズは、機械式駐車場平面化事業を行う企業との連携を強化することを発表した。マンションは駐車場の利用者数減に伴う管理組合の減収が課題となっている。

機械式駐車場の解体・平面化ニーズ増加

テラモーターズの企業ロゴ(画像:テラモーターズ)
テラモーターズの企業ロゴ(画像:テラモーターズ)

 EV充電インフラ「Terra Charge」を手掛けるスタートアップ企業のテラモーターズ(東京都千代田区)は2022年6月1日、機械式駐車場平面化事業を行う企業との連携を強化することを発表した。

 同社は、機械式駐車場の平面化を進める剛力建設(東京都江戸川区)やフォレストインフィニティ(同渋谷区)とすでに連携し、今後他社への協業提案を進める。相互に顧客紹介をすることで、両社のサービス提供価値が向上させることが目的。顧客は、駐車場に関わる提案を並行して受けることができ、利用者の利便性向上に寄与する施策を同時進行できる。

 マンションに限らず、機械式駐車場の解体・平面化ニーズは

・宿泊施設
・月極駐車場

などにあり、マンション以外の施設についても連携を進める。

 マンションは駐車場の利用者数減に伴う管理組合の減収が課題となっており、特に保守点検費用や高額な修繕費用が必要となる機械式駐車場で空きが増えることは、マンション管理組合にとっても大きな負担となっている。

 その負担を解消するために、機械式駐車場の解体・平面化が注目されており、平面化工事の際にEV充電設備の導入も検討するケースが増えている。

 同社では、機械式駐車場平面化工事を行う企業とともにマンション管理組合に対して提案を進めることで、抱える課題解決の加速を目指す。機械式駐車場の平面化とEV充電インフラの導入を進め、長期的に大きなキャッシュフロー改善につながりうるソリューションを目指す。

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