「好きな色は我慢します」 クルマ選びはもはや“売る前提”なのか? 株式投資の発想? 58%が希望条件を変えた根本理由

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「欲しい車」より「売れる車」へ――。物価高や残クレ普及を背景に、購入時にリセールバリューを意識する人が44.4%に達した。その6割近くが希望条件を妥協する背景には、損失回避を狙うミクロの合理性がマクロの同質化を招く「合成の誤謬」がある。資産化する自動車市場の地殻変動と、情報アクセス障壁の課題に迫る。

欲しいより売れるを選ぶ消費動向

自動車(画像:写真AC)
自動車(画像:写真AC)

 物価高や将来への不透明感が続くなか、日本人のクルマ選びに変化が生じている。ユーポス(大阪府大阪市)が2026年7月3日から5日にかけて、直近3年以内にクルマを購入した20~50代の男女744人を対象に実施したインターネット調査では、車両購入時にリセールバリューを「強く意識した」「ある程度意識した」と回答した人は44.4%に達した。

 さらに、リセールを意識して購入した330人のうち58.2%が、本来希望していた条件を変更したと回答している。妥協した項目ではボディカラーが35.4%で最も多く、メーカー・ブランドとグレードがともに32.3%で続いた。

 かつてクルマ選びではデザインや走行性能への憧れが重視されることが多かったが、今回の結果からは「将来いくらで売れるか」が購入時の大きな判断材料になっている実態が浮かび上がる。

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