地方の「老朽駅舎」が超簡素に変貌! コスト削減の痛い代償、「トイレがない」と悲鳴も
JR四国では、老朽化した駅舎の取り壊しが進んでいる。JR西日本米子支社管内では、2020年以降121駅のうち半数以上を対象に協議を実施している。
トイレ廃止という「恐怖」

各地で議論の対象になっている駅舎の簡素化――。近隣に観光施設があるなど、何らかのポテンシャルがある駅を除けば、自治体の負担は大きく、簡素化は避けられないのが現状だ。
利便性の低下とは
「待合室が狭くなるだけ」
ではない。
前述の荘原駅で自治体が費用負担に踏み切ったのは、トイレ廃止が原因だった。実はこれが多くの駅で実施されているのだ。JR四国では簡素化に併せて、多くの駅でトイレが廃止されている。
もしもの時にトイレがないのは、利便性の低下というより、むしろ「非人道的」だろう。まったくもってシャレにならない。