「駅前なのに評価3.1」 JR金町駅前の再開発で何が起きているのか? 駐輪場・導線の使いにくさに集まる声とは
東京・金町の3haに及ぶ大規模再開発が岐路に立つ。都内初進出の「MARK IS」は自動車学校併設という異色の構成で注目を集めるも、Googleマップ評価は3.1と低迷。駐輪場や動線の不備へ飛ぶ厳しい声は、画一的な開発への警鐘か。2030年の全面完成に向け、下町の情緒と商業の合理性をいかに両立させるか、その成否を検証する。
画一的な再開発への懸念

今回金町を訪れたのは、同じ葛飾区で再開発をめぐる課題が指摘されている立石について記事を作成した際に、読者から
「つまらなくなった」
という声があったため、その実態を確かめたいと考えたことによるものである。
実際、東金町一丁目西地区の再開発は、低層階に中小規模の商業施設と公共施設を入れ、高層階に集合住宅を置くという構成になっており、他の再開発と大きく変わらない形となっている。同様の開発は、つくばエクスプレス線の開業にともなって開発が進んだ南千住や三郷、再整備が進む綾瀬や亀有、小岩などでも見られる。
このような構成では、遠方から訪れたくなるような店舗や仕掛けが弱いと、地域としての魅力に欠ける可能性がある。そのため
「つまらなくなった」
という評価が出ることも不自然ではない。
一方で、地域の事情を踏まえると、日常生活に必要な店舗を中心にせざるを得ない面があり、再開発前に存在した施設を引き継ぐ必要もある。異なる性格の需要をひとつの施設の中で同時に満たさなければならない状況である。こうした点に、市街地再開発の難しさがあると筆者は感じる。