「駅前なのに評価3.1」 JR金町駅前の再開発で何が起きているのか? 駐輪場・導線の使いにくさに集まる声とは
東京・金町の3haに及ぶ大規模再開発が岐路に立つ。都内初進出の「MARK IS」は自動車学校併設という異色の構成で注目を集めるも、Googleマップ評価は3.1と低迷。駐輪場や動線の不備へ飛ぶ厳しい声は、画一的な開発への警鐘か。2030年の全面完成に向け、下町の情緒と商業の合理性をいかに両立させるか、その成否を検証する。
駐輪場の不満と競合施設の影響

Googleマップのレビューを見ると、低評価のなかで特に目立つのは、上段と下段にわかれた駐輪場に関する意見である。徒歩で訪れた筆者は今回は確認できていないが、レビュー上では
「ママチャリや電動自転車のような重い車両を上段に駐輪できない」
「チャイルドシート付きの自転車を下段に駐輪できない」
「ラック同士が狭く、隣のカゴとぶつかり停められない」
「職員に無理やり自転車を入れられてチャイルドシートが破壊された」
といった指摘が相次いでいる。金町地区は起伏が少なく、自転車の利用が多い地域であるため、この駐輪場の問題は影響が大きいと考えられる。
そのほかにも、書店がない、フードコートが3階にあり使いにくい、目を引く店舗が少ないといった意見も見られる。筆者自身も、「MARK IS みなとみらい」や「MARK IS 静岡」のように周辺施設と異なる特色のある店舗構成を想像していたため、こうした意見には一定の理解がある。
「MARK IS 葛飾かなまち」の場合、かつてのイトーヨーカドーの代わりとなる食品スーパーを入れる必要があることや、工事を2段階で進める制約があることなど、条件面の制約は多い。加えて金町という地域の特性上、生活に密着した店舗を中心にせざるを得ない面もある。
一方で、金町駅から常磐緩行線で一駅の場所にはセブン&アイ系列の大型商業施設「アリオ亀有」があり、さらに北千住にはルミネやマルイなどの大型商業施設が集まり、商店街もにぎわっている。周辺に商業地が多いことを踏まえると、より明確な違いを打ち出す店舗構成が求められた可能性はある。