「日本での開発」プライドは捨てた?――中国で“日産だけ”販売10%増、シルフィ凋落を乗り越え「ファーウェイ連携」という合理主義【リレー連載】頑張っちゃえ NISSAN(10)

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2025年11月、中国市場での日本メーカーの新車販売は前年割れが続く中、日産だけがN7などスマート化EVの投入で好調を維持。EVとエンジン車を組み合わせた戦略で、中国市場とグローバル展開の両立を狙う。

覇者シルフィの凋落が示す市場変化

日産・シルフィ(画像:日産自動車)
日産・シルフィ(画像:日産自動車)

 日産の中国市場での販売推移を見ると、2024年の販売台数は約63万台で前年比13%減だった。2018年頃のピーク時には130万台超を記録していたことを考えると、ほぼ半減している。市場シェアも2%程度にとどまる。近年の販売を支えてきたのは、2021年10月に日本国内では販売を終了したコンパクトセダン・シルフィだ。

 シルフィは年間50万台超を売り上げた時期もあり、中国乗用車市場のトップセラーにまで上り詰めた。しかしその地位は、中国のEV大手BYDのセダン・Qin Plusに奪われた。シルフィの販売台数は2021年をピークに減少を続け、2024年には33万台を割り込み、ピーク時から3割以上落ち込んだ。この現象は、日産の中国事業における

「ガソリン車依存が行き詰まりを見せた象徴」

と受け止められている。日産は中国市場でのEVシフトに遅れをとっただけでなく、ガソリン車においても消費者ニーズを十分に捉えられなかった。ブランド力の低下は避けられず、販売量の維持を値引きに頼る悪循環に陥っていた。

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