なぜエンジンなしで「数百キロ」も飛べるのか? 大気と重力を味方にした「省エネ機体」の正体

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グライダーは免許取得と機体費を合わせても数百万円で操縦可能で、エンジンなしで数百キロの長距離飛行も実現できる。空力設計と上昇気流の活用により、鳥のような自由な飛行体験を経済的に提供する航空機である。

多様な飛行機種

グライダー(画像:写真AC)
グライダー(画像:写真AC)

 グライダーは約100年前にドイツで誕生し、現在もその中心地となっている。

 種類は幅広い。紙製の模型や簡易的なおもちゃから、競技やレクリエーションに用いられる高性能機まで存在する。固定翼グライダーのほか、パイロットが機体に吊り下がって操縦するハンググライダーや、パラシュートに似たパラフォイルを用いるパラグライダーもある。いずれも空力設計と自然の風を活用し、エンジンなしで高度に制御された飛行を可能にしている。

 発進技術や空気力学的効率、上昇気流の活用によって、長時間かつ長距離の飛行が可能である。気象と空気力学の知識を習得することで、空に潜むエネルギーを体感できる。鳥のように自由な飛行体験を実現する飛行形態である。

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