「EVはエコ」は嘘だった? 最初の2年間、エンジン車より「3割も多くCO2排出」していた
EVは走行中の排ガスゼロでも、製造時のCO2排出が多く、初期2年間は内燃機関車より30%多く排出する。しかし車両寿命18年で累積排出量は半減し、環境負荷の経済価値もガソリン車の2~3.5倍低減可能だ。
EVのコスト優位性

研究チームは、環境汚染の経済的・社会的コストを算出する手法で、ICE車が年間約1605ドル(約24万7000円)の環境負荷をもたらすことを突き止めた。
一方、同じ走行距離のEVは、車両寿命を通じて年間629ドル(約9万7000円、61%減)の環境負荷にとどまる。化石燃料だけで発電した電力で充電した場合でも、EVの環境負荷は年間815ドル(約12万5000円)で、ICE車の半分にすぎない。ただしこれは、
「製造から3年目以降のEV」
を対象にした試算である。車両の
・廃車
・バッテリーリサイクル
・メンテナンス
・充電インフラの設置や維持
で発生するCO2排出は含まれていない。それでも、EVの車両寿命全体にわたる累積CO2排出量はICE車より低い。技術やインフラ、公共政策の進歩が続くなかで、ICE車からEVへの移行メリットは増している。